フラットTV市場は初の二桁マイナスか

半導体市況が転換点を迎えているが、もっと厳しいのは、フラットTVやフラットパネルディスプレイである。

液晶TVを中心に、フラットTVは、2000年から急成長、2008年に1億台を超え、CRTを逆転、2010年には2億台を突破、インチサイズの大型化の中で、22.3億台で推移してきた。OLED-TVも、2017年以降、100万台を突破、2023年には1000万台との予測もあった。

 しかし、2022年は、巣篭り需要の反動、$高、インフレ、ロシアのウクライナ侵攻による世界景気悪化で、マイナス成長どころか、初の二桁減、2億台割れの可能性もあるようだ。ここ数年急成長のOLEDも横ばい圏の78百万台のようだ。