1970年代との相似形~労働紛争と東西対立

 拙著「デジタル列島進化論」を出した昨年から、今日の情勢は、1972年の田中角栄の日本列島改造論、二つのニクソンショック、東西対立、輸出立国、インフレ等、50年前に似ていることを指摘してきた。

 そこで一つ、加えるべきは、労働争議や学生運動である。大学も企業も、コロナ禍でのリアルなコミュニケーション不足、少子高齢化の中でジョブ型も含めた働き方改革、そして、利上げ不況、チャットGPTなどAIによる影響など、労働者や就職を巡っては、混沌としてきている。大学も、高校生現象の中で、統合もある。