チップレットとDCが業界を変える

チップレットとDCが、2000年頃のファブレス/ファンドリモデル登場に匹敵する業界構造変化をもたらすだろう。かつては、エレクトロニクス企業は、家電やメインフレーム向けにIDM垂直統合であったが、90年代後半から、PCへ、ユーザーの変化、WINTELの影響、スマホの登場、設備投資の巨大化から、水平分業の中で、ファブレス/ファンドリモデル、またOSATEMSが台頭した。

しかし、こうしたモデルはサプライチェーンの複雑化を生み、また、DCにおいては、エネルギー消費の増大となった。デジタルの時代においては、多様な構造のデータが経営の鍵であり、それゆえ、DCを社内に持つことも重要である。