OECDによる国際成人力調査(PIAAC)が11年ぶりに行われ、結果が出た。日本は、前回2011年に1位だった読解力と数的思考力で2位。初の問題解決能力で1位。3分野のトップはフィンランド、上位を北欧諸国が独占、他方、シンガポールや台湾、イスラエルや韓国も上位ではない。調査は2022年から2023年に実施。第2回調査では、31か国地域から約16万人参加。高校生中心の学力PISAは有名。
日経新聞は「日本の知力で数的思考が早くピークアウト」と他の北欧諸国と比べているが、原文を見るとOECD全体との比較では健闘しており、リスキリングをアピールしようとしている感がする。ただ、フィンランドとスウェーデンの数的思考ピークが40歳前後は驚くが、フィンランドは60歳前後の落ち込みも急である。日本人の知力、24歳で頭打ち 「学べぬ大人」手薄な支援 - 日本経済新聞