シン・日本の経営

正月休みに読んだ「ホワイトカラー消滅」(by富山和彦)に紹介があった「シン・日本の経営~悲観バイアスを排す」(ウリケ・シューデ)も読了したが、7日日経の経済教室にほぼ同様の内容が掲載されていた。荒波をこえて(2)「ニッポン入ってる」に活路 ウリケ・シェーデ カリフォルニア大サンディエゴ校教授 - 日本経済新聞

日経から出版されているからではないだろうが、日経の記者も取り上げている。知己の中山氏や西條氏である。知り合いではないが、日銀のエコノミスト翁氏も推薦している。

「ニッポン入ってる」を磨け インテル不振、他山の石に 本社コメンテーター 中山淳史 - 日本経済新聞

「昭和っぽい会社」の変身 ためらわず着実に前へ 上級論説委員 西條 都夫 - 日本経済新聞

夏の読書、プロが薦める3冊 リーダーや専門家が厳選 - 日本経済新聞

日米比較の上で、米国の組織や社会はルース(緩い)でサクサク変わるが、日本はタイト(堅い)で変化に時間がかかるが、これはどちらがいい悪いではなく、価値中立的なただの違いだと指摘、日本の悲観バイアスを排せ、技術力に自信を持てと、「日本の変革はゆっくりだが着実に進んでいる」とう海外からの論点では珍しいもので、しかも、白人女性の主張であり、注目され、楽観論者とくにNISA推進の上では良い根拠になっただろう。