柄にもなく教員を8年続け、社会人(一部、全学教育で普通の学生や院生もあるが)を相手に授業を行い、ゼミで85人(年齢30歳前半から60歳前後、女性数名、外国人含む、学歴は高卒からDr、理文と様々)を研究指導し、思いがけず学生や事務室から教員に向いている等と言われている。4月から少し環境を変えて教員をするが、この機に教育について自身で総括している。
中高までの教育は大らかには国内では良くも悪くも共通認識があるだろう。進学率は100%に近く理文に分かれることもない。しかも、TVやドラマの学園モノで共有されている。参観日や運動会等もあり、イメージが湧きやすい。中高の教員なら周辺にも多い。しかし、大学教育になると理文など専門に分かれ、学園モノのドラマもスポーツ運動部や寮生活等はあるが通常の講義やゼミの例は少ない。それゆえ、大学での授業やゼミというものについての国民的な共通認識が無いのではないか。