量子と半導体とAIの関係

最近、生成AIだけでなく、量子コンピューティングが注目されている。また、それらと半導体の関係が議論されているが、混乱しているようだ。

半導体と量子の関係は下記の精密工学会の阿部/玉手の論文が素晴らしい。すなわち、ファインマンの「もう空間が残っていない」というムーア法則の限界を超えるのが量子であり、実は時間も超えるとしている。その意味では、量子は、半導体(電子)としてのムーア法則の微細化限界を超えるデバイスを提供する。

他方、半導体を形づくるプロセス技術はじめ様々な関連技術は共通のものがある。回路構造は異なるしプログラムも異なるが、コンピューティングとしては同じである。ノイマンも非ノイマンもある。