組織いじりと人事異動で済ます

3月は、人事異動と組織改革の季節である。新聞でも組織改革と人事異動の報道が増える。なぜ、人事異動と組織改革をするのだろうか?

 まずは、組織に問題がなく、社員も満足し順調に成長している場合である。マンネリ化をさけ、更なる成長を促進、SDGsDX、国家安全保障など環境変化や規制への対応もあるだろう。役所。メガバンク、大手マスコミも数年毎の異動がエリート中心に多い。現場対応のノンキャリ、スペシャリストは比較的長い。ビジネスの固有周期が長い製造業や研究所もそうである。

 

 これに対し、経営不振や、組織に問題があり、人事でトラブルがある場合は、改革と異動が必須となる。決算発表前後や、業績下方修正などの場合は、リストラ発表と共に、大規模な組織改革や人事異動、役員の刷新、場合によってはトップ交替もある。