トランプ口撃の背景を妄想する

世界がトランプの発言に翻弄されている。それで株価も為替も乱高下している。株価トレンドを順バリでフォローしてリターンを得るヘッジファンドの戦略の一つであるCTAは厳しく、過去25年で最悪のようだ。まさに口撃である。トランプ関税が株の自動売買翻弄 7%下落、過去25年で最悪 - 日本経済新聞

 これは、もしかしたら、トランプあるいは側近は、どういう発言をすれば、市場や支持率、各国がどう反応するか実験しているのではないか、場合によっては、それでリターンを稼ぐファンドもいるのではないかと疑念をもった。事前にトランプ発言を知っていれば確実に儲かるかもしれないし、AIで発言前に表情を分析して予想をすることもできるだろう。

 そうでなくても、色々、極端な発言をして、ファインチューニングをしようとしている可能性もあるだろう。これは、軍略なら当然の話である。もちろん、市場では、風説の流布であり、問題である。国会などの正式な答弁の場では問題であり、だが、そうでなければ、政治ならまた別だろう。朝令暮改の故人の教えもある。

 100%トランプを否定して文句を言うのでなく、現実の行動をすることが重要である。前回、地経学は紹介した。「地経学」で読み解くトランプ関税 貿易は従属させる手段(FT) - 日本経済新聞

 

他にも、経済ビジネス界から同様の意見が出てきた。ニッセイアセット社長の大関氏とNTT澤田会長である。極めて現実的である。