日本が半導体復権に向け2025年は正念場であるが、そこでの一つの鍵はLSTCである。そこで参考となるのが、1976年からの超LSI技術研究組合傘下の垂井康夫先生を所長とする超LSI共同研究所である。総合電機メーカー5社から技術者を集めたが、組織体制に工夫、基盤技術は共通する、リアルな場で議論など、垂井先生のリーダーシップと組織運営があったことは、何度も紹介し、MOTでケーススタディとした。垂井先生は大見先生はじめ東芝の武石さん等多くの半導体関係のリーダーを育成され、業界のドンどころか、半導体産業では神のような存在である。いま、まさにラピダスやLSTCその他について、垂井先生なら、どう考えられるいるか伺いたいと思っていたところであった。
それが経済教室の私見卓見に寄稿され懐かしく思うと共に、自分の意見が間違って無かったことを再確認して心強く思った。