マンスフィールド財団を迎える

 今月、マンスフィールド財団30名程度が日本を訪れ、612日に熊本大学にてセミナーが開催され、講演した。12時からランチを挟んで、15時半まで、そのうち、1210分から13時半までマスコミ等に公開された。その告知は610日と直前だったが、参加者は多かった。release20250610-2.pdf

マンスフィールド財団は、マンスフィールド大使を記念に、アジアの国々や人々と米国との間の理解を深め協力を促進するために1983年に設立された米国拠点の非営利財団で、米国とアジア各国のリーダー間のネットワーク作り、政策課題研究、アジア諸国の人々の理解を深めることを目的として、出版活動や交流事業を中心とした様々なプログラムを運営している。その中にマンスフィールド・フェローシップ・プログラムがあり、毎年10名程度の米国連邦政府職員等をフェローとして選抜、日本に1年間派遣する制度があり、連携セミナーを開講しているようだ。

講演タイトルは「ジオテク視点から見た半導体産業と九州:日本の半導体復活、最後で最大のチャンス」で半導体政策の概要から九州と沖縄と台湾の地政学地形学の関係、地政学リスクの中で、更に環太平洋のデジタルインフラのセキュリティーリスクにも触れ、九州や熊本だけでなく、広い地域の中で、国家安全保障、サプライチェーン、人材交流も含めたエコシステム視点で論じるべきだという内容であった。