ロボットやAI研究に欠けている感情インターフェース

最近、コミュニケーション能力が欠けている人が増えているように思う。笑顔や声色、表現などが重要である。これに優れているのは、高市総理であり、優しい声とドスが効いた声のトーン、笑顔と迫力ある表情を使い分ける。これは、医師や看護師などにも必要な能力である。経営学でもアンケートだけでなく、ヒヤリングで上手く本音を聞き出すことは重要だ。この能力はリーダーシップにも通じるだろう。部下やサプライヤーや話しやすい雰囲気を作るのが大事だ。いわば、相手とのコミュニケーションを高めるための感情コントロールのインターフェースとでもいうべきか。

 AIで、暗黙知を形式知化する研究が多いが、欠けているのは、こうした感情インターフェースである。頑固な職人を気持ちよくしながら、曰く言い難い技術の本質をどう聞きだすかのインターフェースである。今後、様々な場で、AIが使われるが、若い学生からシニアまで、相手の感情を気持ちよくさせながら、AIと壁打ちし易くするにはどうすべきか、も重要だ。苦情受付窓口などでも、今のイライラする場合分け対応でなく、利用者の声色から感情を読み取り、適切に解決策を提供する等はできるはずだ。サービスロボットでは、人間が心地よくなるような試みはどんどん増えている。

 

 最近、複数の研究所やアカデミアで、技術者や職人の暗黙知の形式知化をAIによって行う研究が盛んだが、問われる側の気持ちに注目したアプローチはまだない。これには、狭い理系だけでなく、心理学や文学も含めて文系の知見が重要である。優れた営業マンなら顧客の声や表情や仕草から感情を読みとくし、それはインテリジェンスや捜査取り調べでも重要だし、精神カウンセリングにも使えるはずである。