2016年2月8日 東京エレクトロン 3Q決算(説明会29日)

 

説明会は29日だが集中日で出席できず、後日、HP視聴。今回は、長年、説明会に出席の前会長CEO東氏が退任で、新CEO社長の河合氏が実質の初舞台、なお東氏の右腕、コンビで投資家との会話に努めてきた常石会長は出席、継続性維持で安心感がある。堀CFOの説明の後、河合CEOが市場動向と戦略、質疑では、加えて常石会長が補足。今回のポイントは組織体制面の変化。

 

業績好調、受注も上ブレ

 

 決算3Qは好調で、売上1587億円、OP255億円、NP178億円、2015年度通期の売上6600億円、OP1050億円で不変だが達成は容易だろう。

 

 注目の3Q受注は、SPEq/q30%増の1593億円、FPD12%増の139億円の計1732億円は想定以上。4Qは横這い見通しだが、DRAMは減りMPUが増加。

 

 市場環境は、CY2016年は横這いとの認識。メモリはDRAM一巡をNAND3D化が補う。ファンドリは、16nmは減だが、先端の10nm/7nmが増加で相殺。NAND2016年に3D化比率が70%をこえ、1.86倍と強く、3D化でエッチやデポが増加はメリット大。FPD20%以上増加がコンセンサスだが、LTが長い影響もありCYでは横這いのようだ。

 

新生TELのビジョンと強化するもの