2016年3月3日 シャープ 雨降って地固まる

 

シャープの運命を決める期限が迫っている。3月末までには5100億円の返済もあり、37日に延期された交渉期限を前に、担当となった藤本執行役常務が詰めていると思われる。偶発債務の件以降は、リークもなく、実態は、外からは、わからない。昨年3月から若様ブログをはじめて1年になるが、シャープだけで40件以上のブログレポートを出している。

 

昨夜の時点で、①~⑥のシナリオがありうると見ている。

 

  1. なんだかんだで、偶発債務はあまりでず、今のまま鴻海傘下、

  2. 偶発債務がある程度あり、その代わり銀行債権放棄で鴻海傘下

  3. 破綻しNIDECが買う。

  4. 破綻し、INCJ?

  5. 破綻しバラバラ、

  6. その他、である。

     シナリオの確率は、① 40%、②30%、③15%、④5%、⑤5%、⑥5%、である。

    一部報道もあったようだが、無事、①に近い形で決まるのではないか?①90%、②10%。

    この1週間で、鴻海のチームが大挙して、シャープの工場を、液晶以外も含め、DDも含め訪問、相互理解が深まったようだ。特に、液晶以外で、最近、十分な開発予算がなかった部門の技術陣からは、歓迎ムードのようだ。

    今後こそ、「雨降って地固まる」、で、「井の中から出て大海」で、頑張ってほしい。また、これが新たな日本の電機の再生のモデルになることを望みたい。

     それにしても1年だが、いろいろ学ぶことが多かった。