2016年4月16日 日本はガラパゴス?~PC統合白紙とルネサストップ人事に見るケーレツ資本主義

 

シャープは鴻海傘下での再生、東芝はメディカルシステムズをキヤノンへ、白物家電は美的集団へ売却と、電機業界の再生に向けた動きに期待が出てきたが、先週は、一転、もどかしいニュースが報じられた。

 

東芝・富士通・VAIO統合は白紙へ

 

 第一は、東芝、富士通、旧ソニーのVAIOでのPC事業の統合が白紙との報道である。

 

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ14I95_U6A410C1MM8000/

 

 もともと、統合は10年遅い上、景気が悪化する中では、半年の遅れも致命的だろう。統合するなら、工場の現場やコンビニ分野に特化したような、専用PCなら可能性がまだあっただろうが、統合が難しいなら、早期に売却や撤退をするべきだろう。

 

http://www.circle-cross.com/2015/12/04/2015124-東芝-富士通-旧ソニーのvaiopc統合へ/

 

http://www.circle-cross.com/2015/12/05/2015124-東芝-富士通-ソニー-vaio-pc統合-tvで放映されなかったコメントと分析/

 

ルネサストップ人事~Nidec辞めた呉氏が就任

 

第二は、昨年末に、遠藤氏が退任した後、Nidecが株主になるなどの報道もあり、いろいろな憶測が流れていたルネサスのトップに、Nidecを退任した呉氏が就任したことだ。http://www.nikkei.com/paper/article/?ng=DGKKZO99728530V10C16A4TI1000

 

海外の半導体大手も、ダメだ、国内のNidecもダメだ、というなら、なぜ、クルマメーカーが、ルネサスを買わないのだろう、と思う。これでは上場の意味もなく、一般の株主はどうなるのだろうか。黒字にはなったが、先行投資を削り、シェアは3位から10位以下、工場は半分となった。ルネサス設立の元々の志は、日立、三菱電、NECのシステムLSIを統合して、世界に羽ばたくということだったと思うが、それは、どこへ行ったのだろうか。

 

ケーレツ資本主義

 

東北震災でも今度の九州の震災でも、日本人の一致団結、清々と復興に向かう姿は素晴らしい。また、前回、同様、トヨタ等のクルマメーカーが、被災したルネサスの工場(前回は那珂、今回は熊本)の復旧に大きく貢献するだろう。