2016年4月27日 オムロン、実績健闘、計画は意志か自信か

 

2716~1715分、説明会に参加、山田社長以下、日戸氏、大下氏、安藤氏、奥村氏が出席、山田社長による業績と、IABに関連して、i-オートメーションの簡単なプレゼン。簡潔で、質疑に十分な時間があった。全部、聞きたいことを聞けたわけではないが、明日のスモールで確認したい。

 

決算は健闘

 

 2015年度実績は売上83508336億円、OP620623億円、NP475473億円は、大健闘だ。正直、OP600億円は難しく550億円程度もありうると思っていた。セグメント内訳を見ると、IAB500479億円は想定線、EMC8085億円は健闘、AEC7573億円、SSB3232億円、HCB7073億円、本社直轄-45-43億円、などは想定線、本社消去等-92-78億円が要因か。

 

 2016年度計画は、全体としては、売上8200億円、OP630億円、NP475億円というほぼ横ばいの数字は微妙だが、株主に対し減益にはしたくないという意思だろうと思ったが、中身を聞いて、少し驚き、むしろ自信かもしれないと感じた。

 

 セグメント内訳では、IABAECが、減益、それぞれ、465億円、65億円は、わかるが、EMCSSBが減収ながら増益、それぞれ、100億円、40億円はややサプライズ、また、本社直轄が黒字化で15億円は非常に驚いた。本社消去が-135億円に悪化しているので、入り繰りかと誤解したが、50億円強の悪化は、新規投資やマイナス金利のPBO悪化、税関係と関係がなく、実態のようだ。

 

本社直轄は黒字

 

 本社直轄は、80億円増収で、うちBL20億円、パワコン20億円だが、56億円の増益は大半がBLのようだ。なお、BLもパワコンも黒字化、残り2部門は黒字維持。

 

i-Automation

 

IABi-Automationiは、integrated(制御進化)intelligent(知能化)interactive(人と機械の新しい協調)と三つのiの意があるが、今回は、超高精度加工、超精密組立、超高速搬送の制御進化について、紹介があり、ロボットとマシン制御(PLC)を同じソフトで実現できたことを強調していた。

 

地震は熊本にリレー工場あるが無事