2016年5月11日 ロームの決算説明会

 

5119時半~11時に説明会。プレゼンは、恒例通り、澤村社長、佐々山CFOLSIの松本氏、ディスクリート等の東氏。大幅減益見通しと、創業オーナーで名誉顧問に退いていた佐藤研一郎氏の役員就任など注目される説明会であったが、ポジティブサプライズは開示の改善であり、澤村社長のプレゼン資料がされた(他はなし)。長年、説明を聞くよりも、豊富で詳細なスライド資料のメモが大変であったが、だいぶ助かる。その他の資料でも、佐々山氏など、内容的に分かり易くなった。

 

業績大幅減見通しは円高と先行投資

 

 2015年度業績は、売上36303523億円、OP340336億円、NP310256億円とやや下ブレ。売上では、4Qの最後が想定以下。前年比でも計画比でも、家電、スマホ、照明がマイナス、クルマはプラス。

 

 2016年度計画は、売上3430億円、OP340億円、NP100億円と大幅な減収減益。120円から110円の円高影響が売上で220億円強あり、円高が無くば、微増収。利益面では、むしろ、Dep120億円増加や、滋賀工場立上げ38億円、宮崎IGBT立上げ45億円、ピエゾセンサー立上げ15億円など計95億円と、先行投資の影響が大きい。

 

 なお、全社でも今回は特に1Qが厳しいのも特徴だが、足元は上ぶれ傾向、4月の月次は前年比では10-15%減だがm/mでは5-10%増。

 

組織を再編

 

 

 

佐藤名誉会長の役員復帰