開発から50年以上の時を経て、2027年にリニアモーターカーの開業が期待されている。http://linear.jr-central.co.jp/about/
超伝導リニアモーターカーについては、約30年前、NRI入社2年目に、当時話題になった高温超電導(液体窒素温度でのセラミックス系)について調査し、成果を、野村の論文集「財界観測」に執筆、その後、リニアモーターカーについてもレポートし、宮崎実験線にも試乗した。大学院修士了とはいえ入社2年目での、財界観測執筆も、支店講演(通常は主任研究員)も、前例がなかったが、当時、マスコミや学会も産業革命だと大騒ぎし、私自身も、幾つかの前提や技術課題を挙げながらも、高温超電導なら21世紀に数兆円潜在市場と書いたが、まだ程遠い。それゆえ、高温超電導やリニアモーターカーの話題が出ると未だに関心を持ち検証しているつもりだ。
高温超電導リニアモーターカーでの重要なポイントは、下記4点である。