東芝メモリ買収に一番札のブロードコムとは

 

東芝が、物的分割で誕生した100%子会社の東芝メモリの売却先に関連して、1次入札の結果が判明したが、その一番札を付けたのは、ブロードコムのようだ。また、WDと並んで有力なTSMCは検討の末、入札を見送ったことを表明した。残念だが、至極まっとうな判断ではある。http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ13I59_T10C17A4TI5000/

 

 このブロードコムは、話がややこしいが、旧ブロードコムを買収したアバゴである。買収後、名前をブロードコムとした。高速回転CF創出でM&Aを繰り返すモデルであり、年間の設備投資は数百億円のファブレスだ。それゆえ、東芝メモリを買うと、これまでの高速回転のビジネスモデルが壊れるし、そもそも、半導体工場など最近は建てたことがなく、相性が不安な所以である。