6700番台の入れ替わりに、産業の栄枯盛衰と上場の意義の変化を見る

 

NRIで、最初に担当したのが、総合電機以外の産業用エレクトロニクス企業であり(日立、東芝、三菱電機、NEC、富士通の総合電機5社は、課長級の主任研究員が担当、第一選抜で昇進した94年以降)、それゆえ、6700番台の通信機系の企業は、とりわけ思い入れがある。

 

コード番号

 

 上場すると、株式売買ため、コード番号が付与されるが、電機系は、6500番台以降であり、代表的な日立が6501である。

 

高成長の90年代

 

 それゆえ、6700番台は、家電系を除けば、30年近いフォローとなる。

 

6700番台の変遷

 

 そこで、この30年弱で6700番台が、どう変遷したのかを、1989年度と2017年度で比較してみた。まさに、昭和の終わりと平成の終わりの直前の比較である。

 

イノベーションの変化の影響を最も受けた

 

 90年代以降、電機の中では、この6700番台は、もっともイノベーションが多く、規制緩和など、業界再編が多く、それ故に、上場廃止も新規上場も多かったともいえる。

 

今後、銘柄入替が大きいセクターは?

 

 この6700番台の状況から想像すると、今後、IoT時代に最も、銘柄入替が大きいのは、6500番台や機械関連だろう。

 

上場と非上場の臨機応変な切り分け