ニコン1Q決算

 

871645分〜1745分、久しぶりに、アーバンネット大手町ビルでの説明会が開催され、参加、質問もした。プレゼンは岡CFOの他、荻原氏、御給氏。質疑は、各セグメントに満遍ない。

 

業績は上方修正

 

 業績は1Qの売上1669億円、OP190億円、映像を中心に上ブレ。これを受け、上期、通期ともに、OP上方修正。上期は、OP250270億円、通期OP700740億円。

 

セグメント別

 

 デジカメが上方修正だが、①中国工場リストラ(土地)が少なくて済む、②レンズ交換ミックス改善、③欧米のバックオーダーで追加コスト不要、④R&D2Q繰延、など。なお、既に報道があったミラーレスは、823日に正式発表。

 

 FPDは、韓国メーカーがOLED投資延期の中で懸念だが、G6の厳しさを、TV向けが好調なG10.5で補えそう。

 

 SPEは、堅調続き、3年以内に、資本コストを上回る収益性に。このSPEの増益で、来期も、精機全体では増益維持か。

 

 産機他も好調、3D測定器売却で固定費削減に加え、ガラスが10.5Gフォトマスクや、クルマLidar用ロータリエンコーダが貢献。

 

 ヘルスケアも、赤字横這いだが、足元、オプトスなども好調であり、2年以内に黒字化メドと強調、

 

中期での期待分野はクルマやドローン(走行ロボット)

 

 ニコンは、その技術を再構成すれば、新たな成長領域が見えてくる。前述のフォトマスクのマスクライターや、レーザー技術を使った3Dプリンタ、さらに、蒸着機、また、ロータリエンコーダも、Lidarやロボットにも有効だろう。