東芝1Q決算〜新生で初

 

88日決算説明会、今回は、時間の関係で、投資家アナリストの部でなく、マスコミの部に参加した。プレゼンは、いつも通り、平田CFO他。メモリは売却だが、その内容やいりくりも分かり易く開示。新生となって初の決算。11月に中計NEXTプランを発表。

 

不思議な1Q決算

 

 1Q業績は、売上8423億円、OP7億円、税前利益284億円、NP10167億円と、メモリ売却で不思議な数字の決算。いちおうインライン。1Q水準が低いが、これが本来だとも言える。下期にかけて平常化しよう。なお、年間の売上3.6兆円、OP700億円、NP1.07兆円は不変。

 

 セグメント別では、火力などエネルギー、ストレージ・デバイスが不振、インフラ、ICT等が頑張る。デバイスが、システムLSIが厳しいせいか、予想以上に悪い印象。

 

メモリ影響

 

メモリは6月より40%強を持ち分法だが、この6月分のみ122億円を反映、非継続で反映されていない4-5月の869億円(Opm48%)、平均435億円より少ないが、4-5月はDepなし等を考慮すると、妥当なところか。

 

リスクファクター

 

 質疑では、リスクファクターのチェックが多く、フリーポート、ニュージェンなど。もはや、それほど大きい金額、リスクはないが、会社側は、ノンコアと認識、B/Sが余裕あるうちに、多少思い切った改革をする意志のようだ。LNG価格は改善したが、なお採算以下のようだ。双方まだ様子見。

 

中計への期待

 

 11月のNEXTプランに関し、コストや人員など質明が多かったが、NA。言えることは、今、B/Sは余裕があり、会社側は、今のポートフォリオは改善すべきだとの意志はあり、タイミングも今しかないだろう。あと、コーポレートラボのあり方についても、期待したい。