11月2日、メガチップスの決算2Q説明会に初めて参加した。ただ、メガチップスとは、半導体業界の中での付き合いや、同社が買収したSiTIMEの関連で多少のお付き合いはある。SiTIME、あるいは、MEMS発振器は、2015年4月26日に紹介したが、そのフォローアップが目的だ。
https://www.circle-cross.com/2015/04/27/2015年4月26日-シリコン発振器が水晶発振器を駆逐する/
参加者は多く、質問も多い。中小型株あるいは、アミューズメント関連のサプライチェーンという位置づけで、フォローされているようだ。プレゼン、質疑共に高田社長だが、技術者出身でもあり、専門的な内容で大変面白い。他方、スライドonlyの資料が多く、フェアディスクロージャーの関連からは改善の余地があろう。
独自系のシステムLSIファブレス企業
メガチップスは、三菱電機を経て、リコーで半導体事業立上げに係った進藤氏が、1990年に日本で初めて「システムLSIのファブレスメーカー」として創業した。
業績はノレン負担が重い
上期は売上571億円、OP5.8億円、通期の売上960→1000億円、OP9億円、SiTIME等のノレンが、109億円あり、償却が27億円と重い。ノレン償却前なら、OP36億円とまあまあ。R&Dも129億円ある。
年間の売上内訳は、アミューズメント向け640億円、ASIC100億円、ASSP200億円強、このASSPの中で、SiTIME関連のタイミングデバイスが95億円ある。
SiTIME関連