2018年11月15日13時より決算説明会に参加した。半導体設備投資急ブレーキの中、株価は下落、11月9日に上期の下方修正、14日発表の決算でも通期下方修正があり、投資家アナリストの関心も高く、超満員で、席が足らない程。プレゼンは、業績や戦略は、梶本社長、トピックスは、林田氏、奥岡氏。所用があり、質疑セッションの途中で退出。下期の業績のリスクのチェック、中期での利益水準(前期の水準がどこまでバブル投資に支えられたものか)の確認が多い。
業績下方修正だが急ブレーキ対応も早い
2018年度上期業績は、売上600→605億円、OP69→30億円、NP48→23億円と下ブレ。自動機セグメントで、2QのOPが7→0億円、不具合問題、薬価改正に伴う値下げ対応で採算悪化、サービスパーツも値下げが効く。機器セグメントは、OP42→13億円、注文急増でキャパを超えて納期優先で対応したため、混乱もあり、更に注文もあるとの見込みで、人員増もあったところ、急ブレーキとなったのが痛かった。
2018年度通期は、売上1220→1160億円、OP140→67億円、NP98→48億円。機器は、ユーザーであるSPEメーカー動向から当然だが、上期の自動機は特殊要因もあり、想定外。自動機セグメントは、OP7→5億円で、環境は厳しいが、上期の不具合問題はなく、経費削減効果もある。機器セグメントは、OP87→55億円、3Qがかなり厳しいようだ。
トピックス
自動機では、薬品・食品包装は面白そうだ。また、次世代電池は、現地とのアライアンスで大きく伸びそう。機器では生産性向上、省エネ化。IOTでの複数の標準参加は評価できる。
半導体設備投資は韓国中心にメモリが急減、FPDはまずまず
CKDのIR資料から、夏以降、韓国のDRAM、NAND、台湾ファウンドリが、3Qを中心に急減したことが明らかにわかる。