東芝加賀工場の見学会参加

 

去る12月上旬に投資家アナリスト向けの東芝加賀工場見学会に参加した。同工場の見学会は、約10年ぶりである。小松空港から、会社のバスで約30分、能美市にあり、JOLED工場と隣接。13時過ぎから16時半まで、ディスクリート半導体事業部長の岸本取締役、加賀東芝エレクトロニクス徳永社長などが出席、プレゼンや質疑対応。30名程度がグループに分かれ、前工程と後工程を見学。ただし、CR内には入れず、初のVRによるリアルな見学。説明は丁寧で質疑も充実、貴重な見学会であった。

 

 

加賀は前工程の主力

 

加賀は、ディスクリートの主力工場であり、メモリー部門をカーブアウトして、今や、半導体の主力工場。

 

 

工場の概況

 

全体の月産個数は19億個であり、うち16億個が8φと6φ。工場の敷地面積は23万㎡、建屋5.8万㎡、延床7.4万㎡。人員は950人だが、派遣も含めると約2000人が働いている。

 

 

 

後工程見学

 

後工程見学では、東芝独自のマトリックス方式が興味深い。

 

 

今後の展開

今後は、前工程では、ジャパンセミコンダクター以外のファンドリーや、後工程では、特に、OSATを増やす可能性が高そう。