謹賀新年

謹 賀 新 年                2021年元旦

東京理科大学大学院教授としての勤務も早いもので5年目となりました。定年65歳ゆえ、折り返し点、あっという間です。経営研究科技術経営(MOT)専攻長4年目は異例の長さですが、更に、理科大の総合研究院に科学技術経営金融工学社会実装研究部門(略称 FESI(Finance & Engineering Social Implementation)ができ、研究部門長にもなったので、日曜以外ほぼ、神楽坂4Fの研究室に居ります。

MOTとして、3月に初の修了生を送り出し、カリキュラムも教員人事も固まりつつありますが、外部のアドバイザーや修了生の助言も取り入れ、新MOT2.0として、更に進化を目指します。コロナ禍対応では、ZOOM利用授業を始め、更に対面併用のハイブリッド講義を導入、修了ペーパー中間発表会も開催など、試行錯誤の1年でした。

引き続き、No Sideアナリスト教授としても、頑張っておりますが、JEITA半導体部会で政策提言TF座長としても、業界発展のため尽力します。INPUTは、コロナ禍と大学の管理運営業務の増加で、説明会やZOOM面談160程度(リアル工場見学1回)Outputは、ブログ年間270件で6年累計1700件突破。また、TV出演2、日経新聞の経済教室2件、私見卓見1件など雑誌新聞等の寄稿引用10件、電機連合での講演2、研究イノベーション学会発表3(ゼミ生含め計8)127日にベーシックレポートアワード3回目を同志と開催。もちろん、社会人学生との講義やゼミでの議論はINPUTでもありOUTPUTでもあります。

ハイテク業界は、コロナ禍と米中摩擦の行方が懸念ですが、新サプライチェーン再構築も含め逆転の好機でもあります。そして、一日でも早くコロナ禍が収束し、世界が平穏を取り戻すことを祈ると共に、医療関係者の努力・尽力に心より感謝の意を表します。

 

 若 林 秀 樹