年明けの米中政治と半導体

年末に、米中の動向について、記した。大統領選挙後の米中、世界 - 若林秀樹アナリスト (circle-cross.com)

米国では、暴動騒ぎの中で、バイデンに決まったようだが、混乱は続きそうだ。ただ、米中の摩擦、対立も、金融緩和も株価上昇も、コロナ感染拡大も続いている。

紫光集団

 その中で、日経等では、紫光集団のデフォルトを報じたが、年明けも、中国の積極投資は続いている。米側の資本主義世界では、アンフェアだろうが、中国は共産主義国家であり、西側のロジックは通じないだろう。紫光集団、債務不履行でも操業続く 中国政府が後ろ盾  :日本経済新聞 (nikkei.com)

 出演した日経モーニングプラスでも、コメントしたように、紫光集団は、中国の最高学府、習近平国家主席はじめ共産党幹部の母校である清華大学傘下のファンドであり、中には有力な未上場会社もある。日本でさも、東大ファンドやINCJ等は、破綻させないだろうから、共産主義国家なら尚更だ。

傘下のYMTCは、日経によると、2021年に生産倍増の10万枚/月の模様で、128層から192層にも着手のようだ。中国の半導体メモリー大手、21年に生産倍増計画 紫光系  :日本経済新聞 (nikkei.com)

 ただ、この中で、サムスンは48万枚と記載され、キオクシア/WDと比べ、過小評価のような印象を受ける。マイクロンは18万枚とあるが、これがハイニクスにいく。

ファーウェイも対策強化

 

 また、ファーウェイも、米制裁の中で、EDAや検査、材料等半導体関連企業20社へ出資、サプライチェーンを強化している。ファーウェイ、中国の半導体関連企業20社へ出資  :日本経済新聞 (nikkei.com)