なぜ、予測せず、被害が起きないと対策しないのか

 コロナ感染者が、諸説あるが、真因不明のまま減少に向かっている。人流は増えており、ワクチン接種の効果が大きいと考えるべきだろうが、以前、素人ながら、感染者数のグラフの波動を観察して提唱した「周期一定自壊」説(海外の専門家の一部にも同様の説があるようだ)からは、11月頃から警戒だ。

 いずれにせよ、第6波に備え油断はできず、できることを今のうちに準備するしかない。自治体はじめ病院等では、病床確保や、小さい子供を抱えた家族が全員で入院できように対策をしているのは素晴らしいことだ。

 

 問題は、第5波だけでなく第3波第4波で起きた悲劇や被害は、2020年の経験を踏まえれば、簡単に想定できるのに、なぜ、出来なかったのか、ということだ。中国や台湾、韓国では素早く対応した。また、国内でも、過去の海外の新型インフルエンザのケースを参考に、2020年春に対応した竹田晋浩先生の病院もある。また、多くの医療関係者やマスコミまでもが発信していた。しかし、政府や自治体等の動きは遅かった。行政や政治その他、色々、一般では知りえない事情はあるのだろう。