カテゴリ:2021年10~12月



30日 12月 2021
ブルンバーグニュース12月29日によると、「日銀の21年ETF購入額、アベノミクス前に戻る-「事実上停止」の声」らしい。日銀の21年ETF購入額、アベノミクス前に戻る-「事実上停止」の声 - Bloomberg...
29日 12月 2021
かつて世界断トツだった光学レンズ産業も、2000年以降は、ラーガン等の台湾や中国に追い上げられている情勢は、半導体などと同様だ。ファンド時代に。ほぼ毎月、台湾企業を調査していたが、ラーガン等のレベルに驚いたことを覚えている。その背景には、職人芸あるいは数学屋が得意だった光学設計ツール向上にある。これも半導体と同じだ。
29日 12月 2021
構想2年で、開講した新科目「ビジョナリー妄想」が無事、大好評のうち終わった。最終回では、10班に分け、グループ討論を経て、手書きで自分や自社あるいは日本や世界を取り巻く妄想絵を描き、発表し議論するのである。最終レポートでは、手書きの妄想絵を紙に書き提出するのである。下図はイントロで参考のために、示した妄想絵だが、左はインテルのアンディグローブが社内の経営会議で使ったというものである。真ん中と右は、筆者がアナリストレポートで使ったものだ。
29日 12月 2021
MOTでは社会ニーズを反映、変化する時代に対応するため、人事対応もあり、新たな科目も開発している。文科省の標準パッケージのカリキュラム科目、あるいは、アメリカMBAのコピペのカリキュラムとも差別化が必要である。他校のカリキュラムも参考に、毎年、バージョンアップしているつもりだ。この5年間、新たに導入した科目は、寄付講座以外、自身で講義を担当した主要なものは下記である。 ・アドバンストリーダーシップ:似た科目に、経営トップを招き、話を聞く実践CXOケーススタディがあるが、アドバンストリーダーシップは、経営者に限らず、広くリーダーシップの話で、実践CXOケーススタディはケーススタディの中で、トップにもケースについて直に聞ける。 ・実践ケーススタディ:実践CXOケーススタディと似ているが、こちらは、MOTの修了生で起業家や子会社の経営トップなど発展途上の人間に話を聞き、併せてMOTでの振り返りも議論する ・プロジェクトエクササイズ:ゼミに配属する前に、インターン的に各ゼミを回る ・フィンテック戦略:金融庁や日銀の方などからフィンテックについて聞くが、加えて、ディーリングルームでブルンバーグを使って、金融工学のシミュレーションを行い体感する ・ビジョナリー妄想:発想法やアートの重要性について学び、妄想絵を描き、発表し議論 ・科学技術基礎:文系出身学生のため、多少の復習や理数系の基礎と理系発想のフレームワーク (なお、これ以外にも、経営基礎、会計基礎、などもあるが、コア科目であったものを初心者用に分けた) ・科学技術論:AIやエネルギー等、徹底議論し、腑に落ちて自分なりに理解や解釈、評価する ・先端科学技術特別講義:理科大の誇る最先端の研究について聞き、自分なりの評価提案をする これらの新科目を自分で考え、シラバスを作成し、少なくとも1年目は、自身がやるので、大変だが、既存科目をやるよりも、面白い。世界でも他校には全く無い独自のものだ。
29日 12月 2021
アナリスト説明会でも、最近は話される内容をそのままキーボードで速記録のように打つ場合が増えた。MOTで学生や、他の教員に、指示アドバイスする場合も、メモを取ったり、PCやスマホで、そのまま入力をする。ところが、その内容を覚えていない、指示したのに、実行しない場合が多いことに気がついた。また、内容に関し、質問が遅いのである。...
27日 12月 2021
今年、ある意味、一番残念だったのは、三菱電機の検査不正問題であり、80年代から行われ、組織的な大がかりなものであった。過去、三菱電機は総合電機の中で、社長の位置づけが象徴的なものであり、実績のある役員が必ずしもトップにはならず、その代り、役員に1億円級の報酬を支払う等、珍しいガバナンス体制であったが、それはそれで面白いやり方だと評価していた。原因は、事業部が強すぎ本社が弱い体制や企業文化であり、またしても、指名委員会等設置会社が機能しなかった。 去る12月23日に三菱電機の品質不正問題について説明会が行われた。IRサイトで動画視聴できる。調査委員会とガバナンスレビュー委員会があり、後者が新旧役員の処分を決めるものであった。 ガバナンスレビュー委員会 委員長は有名な山口利昭弁護士だが、以前、大阪の弁護士の会合で電機業界やヘッジファンドについて、講演した時から知己となりユニークな方である。ブログも面白い。ビジネス法務の部屋 (way-nifty.com) 調査委員会  調査委員会の報告書も興味深い。特に、原因を直接的なものと、真因に分けているところが、これまで小生も、新因、近因、真因、深因に分けて考えるなど主張してきたが、思考が似ており、面白い
26日 12月 2021
パワー半導体の中で、EV向け、重電など多く分野で期待されるのは、SiCである。2022~2023年に本格離陸するとされるが、課題は、開発強化と低コスト化である。トリレンマである、低オン抵抗、高速スイッチング、破壊耐性を同時に達成、ウエハーの8φ化など、ウエハー材料レベル、パッケージレベル、モジュール、それぞれのレベルで努力が必要だろう。...
26日 12月 2021
企業でも国家でも、大規模なR&Dのプロジェクトの場合は、チームあるいは、参加企業毎に、5とか10とかに分割して、ステージゲートを設けて、推進する仕組みが多いだろう。 そして、それぞれのチームや参加企業毎に、それぞれの成功確率を60%とか、80%とか設定して、それに基づいて、ステージゲート毎で、どうするかを判断する。...
26日 12月 2021
最近、審査や評価をしたり、されたりしている。入試や表彰などの審査や評価では、点数化し、客観性が必要であるため、評価基準を設け、評価項目に分け、配点化し、そこでの基準を設け、採点、定量評価する。評価基準には継続性も重要であるから、時代が変わっても、大幅に変えるわけにはいかない。...
26日 12月 2021
ZOOMなどのオンライン会議が日常になってきて、便利なこともあるが、そうしたITツールに適合し過ぎて、そこから外れたコミュニケーションをしなくなっているようだ。...

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