なぜ日本は巨大市場をモノにできないか

 日本は、どうも巨大市場に苦手だ。ハイテク分野では、イメージ的には、欧米による基礎技術開発の後で、実用化と市場離陸には貢献するが、市場が1兆円規模を超え、競争を経て、業界構造が固まり、一番、儲かる頃には、日本のシェアはピークアウトする。これを、ボリュームとサイクルに分けて、説明したのが、経営重心でのジャパンストライクゾーン論である。