ソシオネクストは希望の星か

経済産業省による半導体戦略強化で、日本の半導体産業に、期待が高まる中で、先日、ソシオネクストが上場した。ファブレス半導体は他にもあるが、かつての富士通とパナソニックの再編により、かつ、新たなビジネスモデルという意味では、新星である。株価も半導体銘柄に逆風の中で好調である。もちろん、時価総額1500億円弱も、売上は2022年度1700億円、営業利益170億円も、あと一桁大きくなってほしいところではある。

奇しくも、肥塚CEOは、経済産業省では商務情報政策局長から特許庁長官という経歴である。その後、富士通では、会長として、改革にも長らく貢献、ソシオネクストを設立から育成まで尽力されたので、もはや官僚というより、十分にビジネスマンである。