村田の2Q決算説明会が10月31日15時半からオンライン開催、中島社長、南出CFO等、質疑は業績下方修正もあり、市況や足元の動向が中心。
業績下方修正
上期は、売上9520→9202億円、OP2090→1950億円、下期は売上9780→8998億円、OP2310→1850億円、年間の為替前提は120→137円。OPは年間で、600億円の下方修正だが、為替感応度が1円円安で50億円のプラス、17円で850億円のプラスであることを考えると、実態は、1450億円の大幅下方修正。なお、CAPEXを300億円カットは、半導体納期不足のため。中期で10%増は不変。
村田のMLCC稼働率は3Q85-90%と低い。B/Bレシオは、21年度4Qの1.09から、22年度1Qが0.98、2Qが0.91から、3Qは0.85まで落ち込み。20年度4Q1.32がピーク。7月受注はM/Mで5%減、8月持ち直したが、9月は弱い。価格圧力はあるが、想定よりはマシ。民生は厳しいが、自動車やサーバーは供給重視。
背景は、景気悪化の中で、スマホ市場の厳しさ、車は生産制約、材料費など上昇。在庫積み増しなく、操業度効果減もある。
市場見通し