SUMCOの決算から~ウェハー市況変化ないが、チップレットの影響は未知数

SUMCO3Q決算が118日オンライン開催、橋本CEOの市場見通しは、いつもながら詳細な半導体動向分析で参考になる、瀧井CFOの決算動向、質疑は市況が多い。ただ、チップレットのインパクトについては、会社側も資料はなく、アナリストからも質問は無かった。

 ウェハー8φは、3Qフル、4Qも車載産機向けフル。価格も変化なく強い。今後も600万枚で天井張り付いている。6φは3Q市況緩和、4Qは民生向けに調整。

 ウェハー12φは、3Qはフル生産で数量強く、価格動向は、契約は不変、スポットは上昇、4Qは顧客強弱あるが供給不足で800枚枚/月で、天井に張り付き、価格は、契約不変、スポット横ばい。

 

今後は、PCとスマホ弱く、生産調整だが、車載、データセンターが強く、ウェハーはフル。顧客在庫回転月数はロジックで4月以降、メモリーで8月以降、上昇だが、ロジックでは1社の不調が響き、他は不変、メモリーも勝ち負けの差が大きい。12φのエピウェハーは過去、在庫増が3-4Q続いても、平準化、ポリウェハーは在庫増限サイクルが長い。