ニコン2Q決算と経営説明会~独社M&Aでデジタルマニュファクチャリングへ

ニコン上期決算説明会1110日はオンライン視聴、また、21日に、馬立社長と徳成CFOによる質疑中心のフォローの質疑説明会にオンライン参加。質疑は、市況が変化しているSPEに加え、M&A案件やヘルスケア含め、広範になってきた。アナリストは、リストラで、一部の常連不在だった。

 業績は上期が売上2883億円、OP244億円、FPD不振の精機以外は、増収増益、独SLM社買収費用もあるが、円安もあり、上ブレ。

 通期は、売上62506450億円、OP550億円は不変。映像、ヘルスケア、コンポーネント、産機の上ブレ、円安影響55億円あるが、独SLM社買収費用20億円や、精機事業下ブレで相殺。

 今回、独SLM社の買収が、中計でも示された、完成品だけでなく、多様な手段で価値を提供できる戦略に向け、大きな一歩であることが意義深い。