プレゼンで人柄を知る世代

トップになった場合の社員へのプレゼン、始めての授業での学生への自己紹介や、ゲストスピーカーのプレゼンでは、親近感を持ってもらうために、過去の失敗談を話すのは、効果的であり、かつ常套手段だ。面接でも、失敗経験談と、その克服は聞かれる場合もあるだろう。他方で、ベンチャー投資や新事業や技術の審査委員会、投資家説明会、社長や役員会でのプレゼンでは、わざわざ、プレゼンに失敗談を入れる余裕はない。逆に、倒産や不祥事は、そもそも失敗だけの話であり、その弁解になる。