令和の半導体工場の立地条件

Rapidusの新工場が、どこになるのか、マスコミや業界関係者が注目しているようだ。東会長は、業界団体の講演で、多世代で3カ所程度とコメントし、小池社長は、人が集まるので、環境が重要だと述べた。

半導体工場は、一般的な、交通アクセス、人などの要素に加え、水や電力が鍵だと、云われきた。台湾では、5欠と云われ、2030年に向け、産業が拡大する中で、水、電力、場所(面積)、ワーカー、エンジニアが足りないとされている。国家安全保障や地政学リスクに中で、日本や米国への誘致も始まっている。 

 

これまでの工場は、住宅地をやや離れた山の中などにあり、車による通勤が主であった。しかし、クリーンルーム内は、自動化が進み、立上げやメンテ以外は、クリーンルームの中の作業よりは、多くの社員は、エンジニアリングの部分が増え、テレワークや働き方改革の中で、自宅で、設計開発もできるようになった。その意味では、これからの工場には、「研究所」や「大学のキャンパス」的なイメージが強くなり、人、生活、交流、の場となる。