ハイテク工場の国家安全保障と立地~村田のケーススタディ

企業戦略、オープンクローズ戦略に加え、ハイテク分野では、国家安全保障の観点も重要になってきた。そこで、最近、村田のMLCCの事例が議論になっている。MLCCは、村田4割、サムスン電機2割、太陽誘電1割強、TDK1割弱、あとは、京セラやヤゲオである。MLCCは、スマホやPC等にも使用されているが、サーバーや基地局などインフラにも重要であり、国家安全保障対象かどうかは微妙だ。

村田の新工場は、無錫市でMLCCのグリーンシートの生産能力増強のための新生産棟である。