日本の現場の劣化~理工系学部から医学部

日本の電機産業の競争力低下について、多くの人間が、心の中では、抱いているが、ナンセンスだと言うことが憚れるので、口にしない要因は、70年代後半以降の理工系学部の偏差値低下であろう。70年代前半までの当時の学生は今80歳代、日本の電機産業がトップだった80年代は30歳前後から40歳位までと中心を担っていたことになる。受験秀才が実業界でも優秀か否かは議論があろうが、当時のように、欧米に追い付け追い越せ、というフェーズでは、それは、答えが無い時代に、オリジナリティを求められる昨今よりは、有益な能力であったろう。

日本の理工系は、スプートニクショックで定員が倍増され、ブームの頃は、かなりの難関だった。