光電融合に始動だが、GFのエコシステムに注意

 日本の半導体戦略は、RapidusLTSC創立とIBMIMECとの連携が発表され、Step2が本格離陸、次は、いよいよ、光電融合やNTTIOWNに関連するStep3である。

 自分も大学院までは、ホログラフィを専門とし、ホログラム素子にも関心があり、学部時代は、NEC生産技術研究所での1ヶ月強の工場実習で光ファイバーフェルールの光軸合わせ自動化がテーマであったため、愛着もあり、実験や装置試作で苦労した。当時は、オプトエレクトロニクスとかオプトメカトロニクスとは言われ、注目されていた。電総研の島田潤一先生はじめ、東大の大越先生や榊先生など、日本は、この分野では、国際競争力があり、レーザーや導波路でも、比較的競争力を維持している。

 それゆえ、Step3では、カーボンニュートラルの中で、電力ロスが少ない光電融合のデータセンタや6Gネットワークで、ゲームチェンジを狙っている。