二人のエコノミスト、BNPパリバ証券の河野龍太郎エコノミストと野口悠紀雄先生の日本経済に関する近著を読んだ。河野氏はビジネスの現場で活躍、エコノミストランキングでも1位を続けている。野口先生は高名な学者でアカデミアのエコノミストの立場から多方面に発信されている。
日本経済の死角 ――収奪的システムを解き明かす (ちくま新書 1840) | 河野 龍太郎 |本 | 通販 | Amazon 河野氏著書の目次は、第1章:生産性が上がっても実質賃金が上がらない理由、第2章:定期昇給の下での実質ゼロベアの罠、第3章:対外直接投資の落とし穴、第4章:労働市場の構造変化と日銀の二つの誤算、第5章:労働法制変更のマクロ経済への衝撃、第6章:コーポレートガバナンス改革の陥穽と長期雇用制の行方、第7章:イノベーションを社会はどう飼いならすか、である。
Amazon.co.jp: 日銀の限界 円安、物価、賃金はどうなる? (幻冬舎新書 752) : 野口悠紀雄: 本 野口先生著書の目次は、第1章:「異常な円安」に依存した株価が大暴落、第2章:円安がもたらした弊害と混乱、第3章:「円安カジノ経済」の分析、第4章:日銀は円安を放置するが、株価下落には敏感、第5章:正常な世界に戻れば、どこまで円高になる?第6章:インフレに便乗して利益を増やす「強欲資本主義1」、第7章:輸入物価の下落を還元しない「強欲資本主義2」、第8章:価格転嫁で賃上げを実現する「強欲資本主義3」、第9章:円安に頼らぬ長期成長は実現できるのか、第10章:日米新政権で、日本経済はどうなる?である。
両方とも日本経済や日銀に対して、為替や労働市場も含めて、論考され、大企業あるいは大企業経営者に批判的である。
