カテゴリ:2025年7~9月



28日 9月 2025
 色々、巨額の資金をかけ社会実装を目指すNEDOプロジェクトに関わっており、そこでの一つの面白い問は、もし、ノーベル賞をとりそうだが、社会実装はかなり先になりそうな、研究があった場合、どう扱うかである。NEDOに限らず、審査や評価(プロジェクト採択だけでなく、表彰も)には、目的適合性がある。いくら、学術的に素晴らしくても目的が違えばダメである。それはアカデミア一筋の先生も解っているのだが、どうしても学術的に素晴らしいそうなものに甘くなる。とはいえ、実用化が先でビジネスになりにくいテーマは経産省でなく文科省ということになる。  元日経の津田氏が面白い分析をしている。過去のノーベル賞の半導体デバイスである。 半導体の温故知新(5)――ノーベル賞を受賞した半導体デバイスは実用的か:津田建二の技術解説コラム【歴史編】 - EDN Japan
28日 9月 2025
今年も研究イノベーション学会で4本発表する。その予稿を何とか締切に間に合わせることができた。理科大教授に2017年に赴任してから、やはり、学会で発表位はしないと思い、当初は、理科大が中心の「ものこと学会」を中心に、「MOT学会」「研究イノベーション学会」も考えていたが、「研究イノベーション学会」が最もアクティビティが高く会員数も多く、86年からの長い会員歴であることから、2018年からは研究イノベーション学会に絞った。毎年、自分で4-6本を課し、ゼミ生にも薦め、2019年からは若ゼミでは必須とした。それゆえ、それ以降は、毎年、自身で4-6本、学生との共著(1stオーサーは学生)が10-20本の予稿を書き発表した。それゆえ自身でも累計50本、学生も含めれば100本を超える。今年は、日経BPとの若ゼミ講座の社会人履修者に薦めたが、さすがに、開講が7月ゆえ難しく自身だけとなった。来年からは社会人ゼミ生だけでなく熊本大学の学生院生にも薦めたい。 今回はNEDOやJSTのプロジェクトの締め切り等と被り大変厳しかったが、とにかく、データをいじり、あれこれ分析、脳髄を絞って自分のアイデアをそれなりに纏め1本5000字程度の予稿を書き上げた達成感は格別であり、苦しかったことを忘れる。ただ、6本案もあったが、4本にして正解だった。
27日 9月 2025
4月にJ-OSAT代替ができた。そこで、正会員30社を対象に国内OSAT業界構造を可視化、定量分析により課題を浮き彫りにする。日本ではOSAT専業は中堅中小企業が多くその業績動向はHPやIR資料で明らかにされておらず、売上や従業員数、経営実態は不明である。そこで、上場企業の場合はIR資料から、そうでない場合は、帝国データバンク等から検索して公開されたデータを使用した。中には要確認のデータもあり取引関係から実態を表わしていない場合もあるが、そのままにした。他方、このデータには、主要な仕入れ先、得意先が記載され、そこから取引関係が把握でき、どのOSATとどのOSATが関係あるのかを推定できる。新光電気以外はOSAT専業であり、これを対象にネットワーク関係を分析した。なお、複数の企業とは対面で議論意見交換、工場見学などで実態を確認している。  業界における売上や従業員の分布は広い。売上平均は190億円、従業員平均は607人だが、標準偏差はそれぞれ417億円、1092人である。売上の殆どは100億円規模である。
20日 9月 2025
 先月TCAD横浜での開催もあり、日本でもアフリカに注目が始まりだした。この8~9月はイベントも多く、東大等でもUNIDO支援でスタートアップが盛り上がっている。まだ少ないが注目して広告特集を出している企業も増えてきた。人口動態から見て今後の期待市場であり、国連等で政治力も強い。...
20日 9月 2025
これまでも、お付き合いのストライクゾーンは広い方だったが、4月から熊本大学で18歳の1年生も教えて、更に広くなった。理科大MOTでも30歳前後から平均45歳であり、元気を貰っていた。自分の同年代だと60-70歳位だろうが、20歳前後から90歳前後まで、真面目な様々な話も含めて懇親をするのは楽しいことだ。その懇親会(1年生はアルコールは厳禁で健康的)などで、受ける話題がある。  それは、将来の話題で、いかにも、年寄り臭い話で、受けるとは思いもしなかったが、そうではないのである。すなわち、皆さんは、100歳まで生きる、95歳位までは元気だろう。これまでの社会人生活は18歳位から60歳前後の40年だが、今の定年後それと同じ期間を生きるということだ。自分の親や先輩のロールモデルから60歳を超えたら、仕事から離れ、悠々自適、趣味や旅行というイメージだろうが、それはあくまで過去の寿命70歳台時代、一流国家の余裕で年金や企業のサポートも期待できた時代であり、これからは、定年後は、会社からも国からもサポートは期待できない。もちろん国も企業も安心というが甘くはない。 人口動態は数少ない予測が当たる統計だ。今の20歳前後はあと80年ゆえ2100年を超える。2100年の日本人口は6000〜7500万人程度、少子高齢化で 高齢化率(65歳以上人口比率)が約40%前後と予想され平均年齢は60歳を超える。生産性が今のままだとGDPは半減、インフレ円安なら、資産が相当ないと厳しい。かつての経営トップやスポーツ選手や芸能人等の有名人が金に困り生活苦飢餓になる可能性がある。既にプロ野球の名投手が生活苦で捕まり、有名俳優が孤独死などニュースになっている。 そういう時代には誰にも頼らず自分の日本足で立つことが鍵であり、心身の健康が不可欠である。適度な運動と不断の勉強や知的好奇心の維持である。65歳からは、これが鍵であり、70歳、80歳を超えても多くの知己が運動し好奇心旺盛で知的な生活を送っており、数十年前と変わらぬ知性と気力、表情を維持している。
10日 9月 2025
以前から博士問題を議論しているが、議論では理系文系(STEMか否か)がごっちゃになっている。OECDの報告書によると、STEM専攻割合は、①博士で日本は35%<加盟国平均(43%)、②修士課程では平均より高い42%、③学士課程で日本は20%<平均(23%)である。そもそも、大学入学時に理工系が少ない。また2040年に理系人材不足の予測もある。大卒理系が60万人不足、院卒理系が47万人不足、文系は大卒28万人過剰、院卒文系は7万人が過剰である。文系院卒や文系博士の就職難も当然である。よく日本は博士が少ないというが、要は理系である。就職難や低賃金などの話もどちらかというと文系である。正確な議論をしなければならない。マスコミにも文系が多く、数学や理科の基礎が欠けている。 STEM人材、育成に遅れ 「科学・技術・工学・数学」専攻は博士の35% OECD平均下回る 大学の対応追いつかず - 日本経済新聞
09日 9月 2025
 既に何度か話題にしたし、何人もの方からも共感頂いているのが、メールの返信と組織文化についてである。半導体関係の企業の方は、最速は数分、遅くとも数時間、1日以内に返事がくる。
09日 9月 2025
オフィスの様子や雰囲気から企業の文化や実力等が分かるのは当然だが、その「様子」を、動画や写真で網羅的に記録するのが難しいので、オフィスの様子や雰囲気と業績や企業文化などを分析した研究は、まだ少ない。これまで、多くの企業や組織(役所や大学)のオフィスに入って、執務室や役員室、社長室、会議室、受付、展示室、工場、教室などを見てきた。会議室、展示室では、写真を撮る場合も多いだろう。工場では見学ができ、これについては報告もしてきたし、工場については多数の研究もある。おそらく、外部に公開されている写真や受付や会議室だけでも企業を知る十分な情報がある。壁や椅子、テーブル、飾り、WiFiなどインフラなどから、多くの企業文化や実力を想像できる。工場見学では、ラインや倉庫よりも、トイレチェックは必須であるのは有名な話である。  社長室、学長室、理事長室、局長審議官室、次官室、院長室、市長室、知事室、工場長室、その配置や椅子ソファ等、置いてある雑誌や新聞で組織の文化やメッセージが分かる(もちろん、自身の研究室や居室もそれを意識しつつオープンにありのままにしている)。大学では、JUAA調査その他で他大学も訪問し、図書室や教室、会議室や学生の居室も見るが、理科大と熊大、立命館では、教室その他が全く違い立命館はデラックスで工夫が多い。
08日 9月 2025
先日の2nmGAA成功という報道で、世間の認識が一変した。歩留まりを議論するような段階ではないが、とにかく、1つはでき、予想以上に早かったのである。報道があった直後、東京、関西、その他で、講演もして、半導体業界関係者と多く会ったが、一様にポジティブサプライズであり、「1個でもできたことは大きい、これまでネガティブ、悲観的な見方の業界関係者も一気に変化した」との声が多く、講演会直後の懇親会でもそういう話題でもちきりだった。
06日 9月 2025
 先週から、①AIを試し、課題を洗う、②AIに教育し、半導体政策やラピダスについて正しい情報をInputする(但しあまりライバルを刺激しないように)、③劣化するマスコミと比較、既存の勉強不足なマスコミをぶっ潰す、AIによるマスコミのビジネスが成り立つか検証、④AIによるウソも含めて情報提供、等を目的として、「週間セミコン瓦版AIワカ先生」を発刊?している。もう少しAIに正しく情報提供し、HPなど指摘すれば、賢くなるが、現状、敢えて、そこまではしていない。  今回は第二回である。同じ条件なのに相変わらず振れる。青色で記す。 最初のは、下記である。二社比較はASML vs TEL、ニュースや学会などはまずまず、工場特集は前回と同じ、また最初の要約がなくなり、表もなく、文だけである。 週刊セミコン瓦版 AIワカ先生(第2号 / 2025年9月1週号) ※この週刊誌は全てAIにより、公開情報に基づいて制作されたものであり、間違いその他があるかもしれません

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