昔からSFは好きだったし、前回の万博の頃は未来予測流行りであった。未来予測の仕事に関心を持ちシンクタンクである野村総研に入り、アナリスト時代は正に予測を生業としてきた。技術予測、業績予測、ファンド時代は株価予測もそうである。予測の当否についての条件などの分析は初期の成果であった。
考えてみれば、科学技術も、ある意味、球を投げてどう動くか、天体の運動、電荷の挙動も予測であり。それを制御するのは工学である。日々の生活も予測と現実の対応の繰り返しであり、獣でさえも日々刻々、予測しているとも言える。政治情勢、選挙から、地震予知、何億年後の太陽系がどうなるかも予測である。予測は未来についての時間的な概念が重要であり(獣等が認識しているかどうかは別にして)、数学の中心極限定理や確率過程なども関係し実に深い。
科学技術予測はMOTの一分野であるが、未来学という学問体系があることは十分に認識していなかった。その中で、ジェニファー・M・ギドリー(Jennifer M Gidley)の「未来学」は、その広大な学問体系の入門書である。Amazon.co.jp: 未来学:人類三千年の〈夢〉の歴史 : ジェニファー・M・ギドリー, 南 龍太: 本
