もし中国企業がハイテク工場を日本に建設したら

 米中摩擦、トランプ関税などで、世界のサプライチェーンは変りつつある。中国から日本に回帰した例や、中国からインドに移転する例もある。

 もし中国企業が日本に工場を建設し、ハイテク製品(半導体デバイス、製造装置、材料、電子部品、機械部品など)を生産すれば、いちおう「Made in Japan」である。中国から部材を安く仕入れ、安い人材を使い、採算度外視でシェアを伸ばしたら、どうなるか。あるいは、どんどん、日本人のエンジニアや、熟練者を雇用すれば、かなりノウハウも取得できるかもしれない。かつてあった、技術流出が中国で就職してというなら心理的にもハードルはあるが、不況で就職難の中、国内近所で良い環境で就職ができれば、そのハードルは下がるだろう。

 既にファーウェイはオフィスがあり、日本人の優秀な人材を獲得している。しかし、これまではコスト面その他で当然ながら、中国でなく日本で中国企業が工場をつくるという発想は無かったかもしれない。