創業者層と守業者層のティッピングポイント

 会社の文化は、創業者達の想いと、ステークホルダーからの影響、事業特性との適合性から長期に亘って醸成される。創業者が存命であれば、その文化は大きく変わらないし、悪しき文化であれば、創業者がイノベーターであれば、自ら壊し改革するであろう。創業者を直接知るメンバーが、経営陣に多ければ、良き文化は守れるだろう。パナソニックであれば、90年代前半まではそうだったし、日立なら80年代は、そうだろう。ソニーなら最近までそうだろう。創業者を直接知るメンバーが多かれば、その文化や意思を正しく伝えれるが、そういうメンバーが経営陣から減っていけば、創業者の真意も伝言ゲームや学者等の勝手な解釈が始まる。これは、経営だけでなく、歴史や宗教なども同様でる。

 創業して、暫の間、普通は、創業メンバーも若く(心身でより心が大事だが)、少数精鋭で猛烈に働き、役員は無給、オフィスも、ガレージやマンション一室であり、リスクをとる。しかし、数年たち陣容が拡大して参加した新メンバーは、出来上がった会社への就職であり既に立派なオフィスも給料もある。加えて、創業メンバーも多少疲れ年を取り、リスク回避志向になる。

 ティッピングポイントの知見によれば。新メンバーが3割を超えると、文化が変わるという。