半導体競争力を貶めたアカデミアの文化

半導体競争力回復でのボトルネックの1つは人材であり教育者である。全国で半導体コースの新設が相次いでおり半導体の教員の争奪戦になっている。半導体なら何でもということで、産業界で不足しているシリコン半導体だけでなく、化合物半導体の教員や研究者まで対象となっている。90年代は産学でシリコン半導体は主流であり、多くの人材がいたが、現在は競争力低下と共に特に大学では少なくなってしまった。多くは産業界や海外に行ったと言われているが、何故そうなったのかを関係者と話して思い出したのが、大学やアカデミアでは、「既にビジネスフェーズになっているシリコン半導体をマネーゲームとして批判しR&Dフェーズの化合物半導体へいった」というのである。90年代半ばは日本がDRAM中心にトップであり、シリコンサイクルの中で需給要素が大きく博打的と揶揄されていた。