MOT理論でもO/C戦略は有名であるが、これだけは、不十分かと思っていた。O/Cでなく、むしろ、共創と競争の戦略の使い分けではないだろうか。最近のJoint2やRaaS等のR&Dコンソーシアムの実例やかつての超LSI研究組合でも、そこが鍵になっている。
すなわち、コンソーシアムを組む場合に、コンソーシアム全体の利益になるインターフェースやデータかアルゴリズムか、TEG、基盤技術や基礎科学、インフラとなる計算基盤や高価な電子顕微鏡や露光装置などは共通とし、他方、各社の実用化となる分野や正解が無く複数で試した方がいい分野は、あえて同一目標を複数のアプローチで競争させるのが良いだろう。そして、その競争状態や結果はクローズでなく、コンソーシアム内で共有し、基盤の共通の知識として蓄積するのである。O/Cは、むしろ、共創の部分にもあり、各社、各分野の競争領域にも、O/Cがある方がいいだろう。
