ラピダスに新たに20社超が出資する。民間から25年度中に計1000億円を集める目標を掲げていたが、追加出資を検討する既存株主8社と新規出資の22社は出資する金額に幅をもたせており、各社の最大値を合計すると1500億円を超える可能性もある。これまでは、メガバンクでは三菱UFJ銀行だけだったが、みずほや三井住友、さらに、DBJや北海道の北洋銀行、熊本の肥後銀行など加わる。
装置メーカーや材料メーカーは当初は利益相反の懸念もあり、入ってなかったが、今回は、キヤノン、ウシオ、京セラ、富士フイルム、DNPなどサプライチェーンの一環、折井専務の前職で物流の長瀬産業、また、北海道電力も当然だろう。半デジ会議メンバーで、ユーザーとなりうる富士通、更に、ホンダ等も入った。面白いのは、アルゴグラフィックスや能美防災である。本来は、日立や三菱電機、パナソニック、海外では、IBMやインテル、できれば、TSMCもあると面白い。そして不動産やゼネコンあたりも入っていいだろう。ラピダス、政府頼み脱却に一歩 株主30社「奉加帳方式」に危うさも - 日本経済新聞
ラピダスは30年度ごろの営業黒字化と31年度の株式上場を目指す。25〜31年度までに民間から累計1兆円規模、27年度以降は三菱UFJ銀行など3メガバンクから計2兆円規模の融資を受ける方針だ。日経新聞等は、株主が多すぎる奉加帳方式を批判するが、対策はいろいろある。
このラピダスの発表と同時期に興味深いのが、TSMC熊本で先端4nmに計画変更とのニュースである。第二か第三かは不明だが、第二が遅れたのは、この変更をすべきかどうかを議論していたからだった可能もあるだろう。TSMC、熊本でAI半導体生産を検討 先端品「4ナノ」に計画変更 - 日本経済新聞
