90年代から2010年までは、世界がフラットであり、中国やインド等が高成長、国内もまだ人口増加があった。すなわち、成長市場はグローバルB2Cであり、B2BやB2Gは相対的に大きくなかった。IT系製品は機能や付加価値がセンター側(インフラ側)と端末側を行き来するが、当時は端末側であり、半導体も端末側が遥かに大きく、デジタル化の中で機能が増え、端末も多様化していった。それを、B2Cでは、1人当たりGDP上昇と人口増で吸収していった。
それが2010年以降は、端末側はスマホに集約され、付加価値は徐々にインフラ側に移動する。また、中国などで少子高齢化が進み、2015年以降は世界がブロック化された。1人当たりGDPは停滞してきたため、端末側の付加価値アップを吸収できない。加えて、人口増もピークアウトするためボリュームも増えない。中国は自前主義垂直統合志向が強く、市場でなく強力な競合になる。AIの登場、特に生成AIはDC市場を拡大し、付加価値は端末側でなくインフラ側に移った。半導体でも過半はDCなどインフラ側にある。買替も過去は端末側がPCで4年、スマホで2年、家電は8-10年で、インフラ側は10年程度だったが、端末側の買替サイクルが鈍り(ソフトで機能更新)、DCは1-2年サイクルのものもある。
