元祖は牧誠氏の密度の経済~深さの経済by日経中山氏がNRI

 日経新聞の中山編集委員の論考は愛読しているが、最近の記事でNRIが「深さの経済」を提唱していると知った。これまでは、規模や範囲の経済だが、AIで個別に深く対応できるということであり、ある意味、両利きの経営にも繋がる。マーケティングは平均値を対象とし、経営学会計学の変動費固定費も、あくまで規模も経済である。ソニー・ホンダが挑む「深さの経済」 AI版ご用聞きが変える経営 - 日本経済新聞

 深さの経済は2025年春頃から提唱しているらしい。先行的な発想は、NRIが知っているかどいか不明だが、メルコ(今はバッファロー)の創業者である故牧誠氏が提出していた密度の経済で、理科大MOTでも紹介してきた。NRIAIと「デプス・エコノミー」(深さの経済) | レポート | 野村総合研究所(NRI)

規模の経済、範囲の経済も同様だが、量産効果やネットワーク外部性が鍵であり、長年、経済学や経営学の根幹である。鍵はトレンドや平均にフォーカス、値段は一律である。しかし、実際は、そういう経済経営だけでなく、単価はいろいろ、コストも変わる、付加価値は時間や場や関係性を売るというアプローチもあった。これを牧氏は密度の経済と称した。これと似た概念は、スタッフサービスの創業者である岡野さんからも聞いた。優れたオーナ経営者は、既に気が付き実践してきた。しかし、課題は個別対応が大変でスケールしにくいことでもあった。まさに、それをAIがやるなら、スケールする可能性がある。AIは、まさに様々なビジネスモデルを生むのである。