知識を理解するためのフレームワーク

 物理や化学や医学、工学、法学、歴史学、経済学といった学問を学ぶ目的は、学問の内容と同時に学問を学ぶフレームワーク、ものの考え方、物理でいえば、公式の丸暗記でなく、モデル化や近似の考え方を習得することにある、というのは、常識だと思っていた。しかし最近はそうでもなく、効率よく丸暗記のようだがもったいないことだ。

 

学問分野により、ものの考え方が異なることを知るのは楽しいことである。物理と化学は違うし、工学でも電気などはアナリシス志向だし、精密や航空などはシンセシス志向である。法律では、リーガルマインドというが、素人から見れば独特の発想であり、財務でも、割引率や減価償却、簿記の貸方借方に分ける発想も慣れるまでは大変だろう。そして、これらは、座学では身につかず、演習やグループワーク、ペーパー執筆で初めて体得できるものだ。こうして体得したフレームワークがあれば、あとは自身で最新の知識を習得できるが、丸暗記なら、知識を使いこなせない。